こんばんは。オーガニックファーム旅@高知県/佐川町/TAMファーム@竹田たかひろです。
高知県佐川町TAMファームの田村雄一さん
友達に紹介してもらったTAMファームの田村雄一さんにお話を聞きに、高知県佐川町に来ました。同じ高知県内ですが、土佐町から4時間くらいかかりました。笑
田村さんは20年以上有機農業を実践されてこられました。乳牛とニラをメインにされています。
また、『有機農業を始めても3年以上続けられない人が多い』という現実を見て、「有機農家を育てる研修組織」であるSOELの代表もされていました。
長年有機農業を行い、SOELの代表をされながら多くの研修生や新規就農者、就農後離農していった方達を間近に見てきた上で、賢い就農・就農後の生き残り方のアドバイスを教えて頂きました。
印象に残ったのは、『とにかく最初はいかに資材購入などにコストをかけずにやるかが大事』と繰り返し仰られていたことです。
土壌医検定1級保持者の土壌医
土壌医検定というマニアック(笑)な検定をご存じでしょうか?
下記、一般財団法人日本土壌協会主催 土壌医検定試験 公式サイトより↓
資格と技術レベル
資格名 |
検定試験 |
レベル |
土 壌 医 |
土壌医検定 1級 |
土づくりについて高度な知識・技術を有し、また、5年以上の指導実績又は就農し土づくりに取組んできた実績を有する者で、処方箋作成とともに施肥改善、作物生育等改善の指導ができるレベルにある者。 |
土づくりマスター |
土壌医検定 2級 |
土づくりに関しやや高度な知識・技術を有するとともに、土壌診断の処方箋を作成できるレベルにある者。 |
土づくりアドバイザー |
土壌医検定 3級 |
土づくりに関する基礎的な知識・技術を有し、土づくりアドバイザーとして対応できるレベルにある者。 |
田村さんは、この1級保持者で、土壌医です。土作りにおいてかなりお詳しいです。(土壌医は全国に100~200人ほどしかいないとのこと。)
ちなみに、僕は田村さんの足元にも及びませんが、(株)クボタ時代に3級を取得していて、一応土づくりアドバイザーです(*´ω`)
土作りについても色々と詳しくお話をお聞きすることができました。
土層の2極化が進んでおり、上は砂地、下は粘土層になっているので、下からしっかり粘土層を上に持ってきて有機物と混ぜ、細かい団粒構造を作る必要があるというお話が印象に残っています。
ちなみに田村さんは今年中に本も出版されるらしいです!
ありがたいことに、佐川町においでよ!とお声も掛けて頂きました。
選択肢の一つとして考えさせて頂きます!と無難なお応えをしてしまいましたが(笑)選択肢の一つとして頭の片隅に入れておきます^^