こんばんは。オーガニックファーム旅＠東京都／品川＠竹田たかひろです。
”有機農業を農の主流に” ㈱マルタ
（株）マルタという会社をご存じでしょうか？一言で言うと、有機農産物を含めた農産物の卸会社です。
有機農業の業界は狭いので、B to Cの会社（3社合併しましたがオイシックス、大地を守る会、らでぃっしゅぼーや等）は良く聞きますが、卸会社の名前はあまり聞いたことがなく僕は知りませんでした。
（株）マルタの特徴を少し挙げます。
- 1975年設立、年商78.8億円（17年3月期）
- 全国約1,600名の生産者が集い、出資して設立された株式会社
- 目指すもの：広義の有機農業、すなわち『土作りと味にこだわり環境保全に配慮した持続可能な農業』の実践と普及
- 上記を目指す生産者であれば、誰でも参加できる
- 組織の事業運営本部として東京に事務所があり、専任の社員が販売・生産管理業務を行っている。
”生産者による、生産者の為の組織”というのが面白いですね(^ω^)
（株）マルタを知ることになったきっかけは、昨年12月の有機農業の日のイベントで会長にお会いしたことです。
ちなみに、会長も生産者で熊本県で柑橘類の生産を行っています（先月約1週間研修させて頂きました）。
（株）マルタの全国生産者大会に参加
今回東京に来たのは、2/2, 3日に年に1度開催される（株）マルタの全国生産者大会に参加する為です。
”生産者大会”とは言うものの、（株）マルタに出荷する生産者だけでなく関係する会社や興味がある人誰でも参加できるようでした＾＾
今日のプログラムは、懇親会や農林水産省の方による収入保険制度についての情報提供、東洋ライス（株）社長によるコメ×イノベーションのご講演など。
そして意外なゲストが。。ちょっと前に話題になっていた本『発酵文化人類学』の著者小倉ヒラクさんが来られており、ご講演を聴くことができました。
21世紀は生き物を資源としてイノベーションを起こす時代
小倉ヒラクさんはとても面白い方でした。内容は、とてもマニアックなものでした。笑
腸内の環境を整えてくれる発酵食品（麹、味噌、醤油、日本酒、ワインなど）は、健康食品として注目されていますよね。
小倉ヒラクさん曰く”発酵とは微生物が人間に役立つ働きをしてくれること”とのことでしたが、土の中の微生物が作物に役立つ働きをしてくれるのと似ているよね、というお話もありました。
印象に残っているのは、”21世紀は石油でなく生き物を資源としてイノベーションを起こしていく時代”という言葉。
微生物、要注目です(=ﾟωﾟ)ﾉ
