【移住後進む道の決断編④】農業研修給付金をもらわずに働きながら学ぶことにした理由

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こんばんは。オーガニックファーム旅@埼玉県/小川町@竹田たかひろです。

農業研修給付金をもらわずに働きながら学ぶことにした理由

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今、日本では農家の高齢化が進んでおり、農業従事者が減少傾向にあります。

そんな中、国をあげて新規就農者を確保しようといくつか施策が打たれています。

その国の施策の一つが、新規就農総合支援事業(農業次世代人材投資事業・準備型)です。

 

県によって多少条件が違うのかもしれませんが、埼玉県の場合は

” 県が認める研修機関等(埼玉県農業大学校、先進農家等)で、就農に向けた研修を受ける人に、1人当たり年間150万円を最長2年間交付する”というものです。

これは、将来農業を行っていこうと考える人に対して、就農前の勉強期間中に準備金をあげますよ~というものです。

 

僕は、当初この給付金を頂きながら農業研修を受けることを検討していました。

しかし、給付を受けた場合に掛かってくる制約がネックでした。

 

その制約の中には、研修後1年以内に就農しなければならないというものがあります。

養蜂で就農する場合、2年研修を受け、その後1年以内に就農して生計を立てていくのは非常に厳しいと判断しました。

 

また、僕は農を通して実現させたいことはありますが、

専業農家になり、生産に集中して農業を行っていくというイメージは描けませんでした。

生産だけでなく、その他にも色々やっていくことになった時に、

給付金をもらうことによる制約が足かせとなって動きづらくなってしまうことがあると判断しました。

 

これらの理由から、”自分にとっては”給付金をもらうリスクは高いと判断し、働きながらコツコツと学んでいくことにしました。

 

裏を返せば、そのリスクを取ってやっていく程の情熱が”今の僕にはなかった”とも言えるかもしれません。

 

 

また、この決断をした背景にはある環境の変化も大きく影響しています。そのお話はまた次回・・・。

続く

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